序章 -固定費の放置-
20XX年、現在の住居に移住してから8年が過ぎた。電気、ガス、水道、通信といったライフラインの契約は転居後に行い、その後見て見ぬふりをし続けていた。
特にネット回線は8年もたつと環境の変化が大きい。上り・下り1Gで「すごーい、はやーい」だったのが、10Gになったのは知っている。菅総理大臣の時代にNTTはじめ大手通信会社が基本料金を値下げしたのも知っている。しかし、私は何もできなかった。
そう、今でも1Gのネット回線を基本料金がバカ高い契約のまま、継続して使って生活している。賢いひとからしたら「それ、無意味に損してるよね。なんで変えないの?」と小馬鹿にされるだろう。
しかし「調べたけど何が、いつ、お得なのか分からないし、調べるだけで疲れてしまって、決めることができない。決めるに至る精神状態にない。それにあんまり値段も変わらないでしょ」などと言い訳し、ずっと放置してきた。
結果、現在の電気代、ガス代、水道代、ネット回線維持費用は月々4万円を超えるようになってしまった。ここに家族のスマホ代がさらに加算される。
物価上昇、低賃金、税金徴収、子育て支援・・・収入は変わらないのに支出は増える一方。今まで減らなかった貯金がみるみる減っていくのは恐怖を感じざるを得ません。
そこで固定費を見直そうと決意し、今までと違う方法でアプローチし、見事に成功しました。
以下に固定費を見直さなかったことで生じていた損失と、新たに獲得した利益を記載します。
私と同じことで悩んでおり、行動できないため損をしている方の参考になれば嬉しいです。
固定費を見直したことによるお金の増減 -ある月の固定費の概要-
※ 月平均で算出、1000円以下四捨五入
見直し 前 | 見直し 後 | 差額 | 備考 | |
電気代 | 14000円 | 8000円 | 6000円 | |
ガス代 | 7000円 | 7000円 | 0円 | 数百円は減った |
ネット代 | 10000円 | 4000円 | 6000円 | キャッシュバックを月割りすればもう少し差額は増える |
合計 | 31000円 | 19000円 | 12000円 |
見直し前後で月に12000円も差額が出ました。年では13万2000円です。高いと感じるか、大したことないと感じるかは人それぞれですが、私にとっては大変ありがたい数値でした。何もしなかったら同じ生活環境なのに毎月12000円も損していたのですから。
固定費見直しによる効果
最大の効果は貯金の減るスピードが緩やかになったことです。支出からすると約4%の効果ですが、収入を4%増やすよりも楽です。
他には、必要な電気機器の使用を無理に節約しなくてもよくなったこと、子供が欲しいと言ったおもちゃを我慢させずに購入できること、子供に小さくなった服を「まだ着れる」と言って着させなくても良くなったこと、などがあります。
電気代、ガス代、ネット回線維持費用の概要 -まとめ-
固定費の見直しをさぼっていたことで、月に数万円損をしていた。
固定費の見直しをしたことで(今回は手続き代行を利用、サイト内リンクに記事があります)月平均12000円の節約ができた。
貯金の減る勢いが緩くなり、精神的負担が減った。
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